医療の質的向上への取り組み

 

TQM(Total Quality Management)の推進

TQM(トータル クオリティ マネジメント)は全員・全体(Total)で、安全・安心のもと医療・サービスの質(Quality)を、継続的に向上させていく(Management)取り組みです。
2023年4月に正式にTQM推進室を立ち上げ、継続的なTQM活動を行っています。
 
TQM推進室集合写真 TQM推進室
 

TQM推進室の目標

TQMは「TQMによって安全・安心のもと医療・サービスの質を向上させる」ことが目的です。
目的達成のために全職員の労務を改善する努力も必要です。
「医療の質的向上と改善を進める組織風土」を院内に定着させることをめざしています。
また、日本医療機能評価機構「医療の可視化プロジェクト」に参画し、医療安全・感染管理・ケアに関する指標の他施設とのベンチマークにも取り組んでまいります。
 

QI(Quality Indicator)の設定

 QI (クオリティ インディケータ)は、根拠(エビデンス)に基づいた医療や業務の実践度合いを数値で表わしたもので、それぞれが「質の指標」となります。
2024年度は全部署・部門で計22のQIを設定し、このうち以下の6つを当院の重点的QIと定め内容を順次公開していきます。
 
(1) 医療施設間の紹介率と逆紹介率の増加・・・・・・・・・・・・・・・紹介率と逆紹介率の資料
(2) 説明と同意(インフォームドコンセント)時の看護師同席割合・・・・看護師同席割合の資料
(3) 手洗いの推進・擦式アルコール製剤使用量の増加・・・・・・・・・・擦式アルコール製剤使用量の資料
(4) クリニカルパス適用率の向上とバリアンス分析に基づくパスの改訂・・パス適用割合と登録パス一覧
(5) 身体拘束実施割合の低減 (2024年度より)
(6) 画像診断および病理診断報告書の既読割合 (2024年度より)
 

TQM活動の実際

当院では毎月開催のSQM(セーフティ・クオリティマネジャー)委員会ですべてのQIをPDCA(Plan→Do→Check→Act)サイクルにて評価しています。他施設と共通のQIにおいては、施設間比較(ベンチマーク)を実施し、客観的に自施設のQIを評価していきます。
 
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SQM委員会