診療科TOP 認定医・専門医 スタッフ紹介 教育と研究 部長 黒田 一 教授 当科では、各診療科から提出された検体をもとに標本を作製し、肉眼および顕微鏡による形態観察を通じて、組織診断・細胞診断・病理解剖を行っています。病理学は、基礎医学としての側面と臨床医学としての診断病理学の側面を併せ持つ学問であり、当科ではその両面から診療・教育・研究に取り組んでいます。病理医と臨床検査技師が連携し、迅速かつ丁寧な診断の提供を心がけています。 病理診断科内写真一覧 診療内容 病理診断科 特徴および特色 診断対象となる臓器は全身にわたり、なかでも手術検体の割合が高い点が特徴です。病理医と臨床検査技師が協力し、質の高い病理診断を提供することで、臨床各科と連携しながら最終診断に貢献しています。また、院内で不幸にしてお亡くなりになった患者さんに対しては、ご家族の同意のもと病理解剖を実施し、臨床経過で明らかでなかった問題点の解明や、疫学的データの蓄積にも努めています。 当検査室は、日本医療機能評価機構による病院機能評価において高評価を取得しており、ISO15189の認定も受けています。これにより、国際基準に基づいた信頼性の高い精度管理体制を実践しています。加えて、当院はがんゲノム医療連携病院として、女子医大グループにおけるがんゲノム医療の一翼も担っており、高度な検査室としての役割を果たしています。 主な検査 生検・手術検体の病理診断 細胞診検査 術中迅速診断(術中に良悪の判定や病変の広がりを評価し、術式の指針となる) 免疫組織化学検査 蛍光抗体法 電子顕微鏡的検査 がんゲノム検査 病理解剖 その他 臨床各科とのカンファレンス、初期研修医を対象としたカンファレンスを行っています。また、本院からの後期研修医を受け、後期研修医教育の一翼を担っています。